奥さんと二人で、57頭の牛を肥育している鈴木武さん。「いい牛をつくる秘訣」を聞いたところ、「牛がいいようにしてやるのが一番」とのこと。「牛がいいように」とは、つまり牛が過ごしやすいように、牛が望むことをしてあげれば自然といい牛が育つということですが、牛の思い通りにしてあげるということは、そう簡単な事ではありません。様々なことに気を配り、牛が快適に暮らせるように牛舎の隅々まで配慮しなくてはなりません。これは非常に手間ひまのかかることです。
例えば、餌やり・掃除・堆肥出しなどのほか、飲み水を常にきれいにしておく為に頻繁に水をかえることが大切です。また、牛に食べさせる「わら」は汚れたわらやカビたりしたわらを除く為に、1本1本ふり分けたりと牛にストレスを与えず、快適に過ごせるように日々細部にこだわった作業を行っています。 |
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鈴木さんと奥さんは、朝牛舎に出かけ、一日中牛舎で牛の世話などをして過ごし、夜家へ帰るという毎日を過ごしています。つまり、一日中牛と一緒に過ごしているのです。
毎日牛と向き合い、1頭1頭に話し掛け様子をうかがうことで、牛たちはリラックスした気持ちになる為、餌をたくさん食べることが出来、のびのびと育っていきます。 |
現在、出荷8ヶ月前から、もち米を粉にし、牛の餌に混ぜて与える方法に挑戦しています。「肉(脂)が甘くなる」ということらしいです。また、もち米のわらは甘い為、牛たちも喜んで食べることから増体の期待もできます。そうすれば、牛もさらに高値で売れるはずです。
鈴木さんは、この方法で肥育した牛を近々肥育仲間と試食してみて、成果が見られれば、他の仲間にも勧めたいとおっしゃっていました。 |